「全般」カテゴリーアーカイブ

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
こぼしです。

 いよいよ21世紀も20年目となりました。皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか。
 昨年は「毎月ブログを更新する」ことを目標にして、その目標を達成することができました。

 今年2020年も趣味に邁進し、情報を発信していきたいと思います。それでは本年もよろしくお願い申し上げます。

牡鹿半島コバルトライン

 11月の三連休を利用して、仙台に行ってきました。私が東北を離れてから初めて2泊することになったので、いつもより余裕があることから少し離れた場所へも行ってみようと思い、学生時代の定番ツーリングコースだった牡鹿半島のコバルトラインへ行きました。コバルトラインは太平洋へ突き出た半島の稜線部をなぞるように先端まで伸びており、入り組んだ浦々と青い海面が時折覗く、とても眺めのよい道です。適度な曲率とリズムを持った曲線が続き、ただゆっくり流すだけでも気分が高揚してきます。 私が最後にコバルトラインを訪れたのが2017年の9月だったので、およそ2年ぶりの訪問となりました。

コバルトラインから望む太平洋

 朝6時にホテルを後にした私は、クルマに火を入れて一路東を目指します。仙台東部道路から三陸道へ入り、石巻河南インターで降りたあとは牧山トンネル経由で渡波まで出てきました。このルートは、仙台に住んでいた時代に幾度となく通過した定番コースです。
 初めて女川に行ったのは2012年だったのですが、ちょうどその時は舗装が壊れていてコバルトラインを走ることが出来ませんでした。そんな記憶を呼び起こしながら、よくここまで復興したなという感慨に浸りつつ走ります。途中、小乗浜(このりはま)方面へ向かうバイパスの工事をしていたのが、2年前から大きく変わった箇所でした。

2012年12月の御番所山公園ゲート。全面通行止めだった。

 女川町側の入り口から最初に到着する展望スペースへは8時頃についたので、少しずつ空の青さが深まっていく時間帯でした。そこを過ぎると、海はきれいに見えても駐車スペースがないという状態が続きます。結局半島の先端にある御番所公園までノンストップで着いてしまいました。公園につくと、私以外には先客一人のみで、非常に静かです。まず展望台に上がり金華山を望むことにしました。

金華山。標高はおよそ400m。

 離島である金華山は、3年連続でお参りすると以降の人生でお金に困らないという言い伝えがあります。このご利益を得ようと遠方からでも信心深い人達が参拝するそうです。ちなみに、近くの鮎川浜から連絡船が頻繁に出ていて、20分足らずで行くことが出来ます。
 島を眺めてしばしうっとりしたあとは、太平洋に目を向けます。もうそこは外海で、白波が湧き遥か遠くのアメリカまで見えそうな気がしてきました。

 すると、視界の真ん中をゆっくりと動く船影があります。どうやら旅客船のようです。もしやと思ってダイヤを調べると、苫小牧を前夜に出発した太平洋フェリーの「きたかみ」でした。最後にフェリーに乗ったのはいつだっただろうかと思いながら、その姿をカメラに収めました。

昨夜のうちに北海道の苫小牧を出発した太平洋フェリーの「きたかみ」。

 しばらく船を見送ったあと、半島の東側、石巻や仙台がみえる方向にカメラを向けます。夏になると全く見えませんが、すこし肌寒い晩秋の朝であったことから、仙台火力発電所だけでなく都心部に立つビルや長町のたいはっくるまで望むことが出来ました。

写真中央部の白っぽい場所が仙台都心部。

 御番所公園でのんびり過ごしたあと、宮城県道2号線で鮎川浜を経由しながら女川市街地へ向かいました。途中県道を通って半島の北側に向かい、女川原子力発電所PRセンターを横目に小屋取浜(こやどりはま)に寄り道しました。ここは女川原子力発電所を海から見ることができる素晴らしい場所で、私のお気に入りの場所です。

再稼働を間近に控えた東北電力女川原子力発電所。

 当時はバイクで来ていましたが、クルマで訪れると過ぎた時間の長さを感じてしまいます。

お気に入りの場所である小屋取浜。嵩上げされて以前よりも海面との距離が遠くなった。


私が2015年に訪れたときには、ちょうど斜面の整備事業をしていたのですが、2019年はその工事も終わってスッキリした姿を見せていました。夏には海水浴を楽しむ家族連れも見られましたが、11月の頭のこの頃には数人の釣り人が糸を垂らすのみでした。

 小屋取浜を後にした私は、県道41号線を走って女川市街地へ移動しようとしましたが、五部浦の先が通行止めになっていて通れませんでした。そこで、もう一度コバルトラインに戻って市街地に戻り、祝日の駅前商店街をブラブラしました。もう時刻は10時に近くなっていましたが、少し冷えた日曜日ということもあってか人はまばらです。

女川駅前商店街。駅から海に向けて緩やかに下っているのが特徴。

 そこで、暖かい飲み物を買いたいなと思い立ちマザーポートコーヒー女川店に入ることにしました。カフェラテを購入したのですが、次は色々なブレンドを試してみたいと思います。

 帰路は東北道の渋滞を避けて磐越・常磐道経由で帰宅しました。
 久しぶりにコバルトブルーの海に浮かぶ金華山を見ることが出来たので、とても充実した仙台旅行となりました。

コバルトブルーの五部浦湾から望む女川市街地。

ブログはじめました。

皆様はじめまして、こぼしです。

送電鉄塔を追いかけ始めて早9年。

大学生になってからは発電所・変電所等電力システム全般について興味を持ち、これまで各地の電力施設に赴きました。あちこち行っているうちに写真や資料が溜まり、それを私一人だけで持っているのは勿体無いと感じるようになったので、ブログという形で共有することを決めた次第です。

ここで公開される情報が同好の士、そして未来の電力マニアの役に立てばいいなぁと思います。